変わらない私 変わり行く周り

痛感した。

変わらない私と、変わり行く周りの差。

まぁ、いつもなんだけれど。

こういう瞬間がある度に、自己嫌悪が強くなるけれど、

心を鍛えて、意志を鍛えるって約束したから、頑張らないと。

経験則からの言葉は染み入るね。




変わらない、変わらない、と思ってた。

同じ速度、と思ってた。

思ってたのは自分だけ。

周りはそれぞれのスピードで進化している、変化している。

気付かないふりをしていた。

目を背けていた。

でも、いい加減、向き合わないと。

もうね、逃げて良い歳じゃない。

立ち向かわなきゃ行けない年齢になってしまった。



二十代は、まだ良かった。

まだ自由だった。

まだ気楽だった。

それなりに辛いけれど、まだ大丈夫だった。

まだ仲間が居た。

まだ逃げ場所があった。

今も仲間が居るけれど、

前のような逃げ場所は無くなった。

だってもう、三十代だもの。

そう。

それが現実。

心の成長が遅いから、錯覚してしまう。

まだ二十代、いや寧ろ十代の感覚で過ごしていた。

でもね。

もう、成長しないと。

ダメなんだ。



現実の、十代だった友人が二十代になった。

学生だった友人が、社会人になった。

社会人の友人が、家庭を持った。



私は、何も変わっていない。

そりゃ、自分の中で出来ることは増えた。

寝たきりだったけれど、起きれるようになった。

公共交通機関に乗る練習をしている。

習い事によって、外出することと人と接する練習をしている。

でも、社会一般から見た私の状態は変わっていない。

そう。

変わっていないんだ。




相変わらず、家に居て、親に守られて、友達に守られて。

家事手伝いもまともに出来ず、勤めに出ることもままならず。

その日の体調の波に振り回されながら、生きている。生かされている。

一日に出来る予定はひとつ。水曜日だけ頑張ってふたつ。

そのひとつさえも、未だにドタキャンすることがある。

まだだ。まだダメだ。

もっとだ。もっと。




変わったのは。

退行する自分を認められるようになったこと。

退行は、自分では気付かない内に無理をしている証拠。

頑張り過ぎた証拠。

身体が、脳が、悲鳴を上げて、退行という形で教えてくれている。

ちょっと休みなさいよ、と。

以前はそれがとても恥ずかしくて、とても嫌で、認められなくて。

今は、ようやく認められるようになったけれど、でもね。

それが社会復帰への一番の足枷になっている。

だって。

毎日退行するんだもの。いつ、どこで、とか関係なしに、突然スイッチが入って。

今、出来ること。

兎に角、色んな経験を積んで、慣れて行って、色んな場所で出てくる退行くんを抑えること。

ここは大丈夫だよ、これは大丈夫だよ、君なら出来るよ。

そう言い聞かせながら。

日々、練習。日々、リハビリ。

全てが。そう、全てが、一歩なのだ。




少しずつだけれど、退行を調整することが出来るようになって来た。

まぁ、完全には抑えられないのだけれど。

外出している時。

なるべく、人前で出さないように我慢して、お手洗いに駆け込む。

そこでしばらくブツブツ退行くんを出して、気合を入れて戻る。

これだけでも、大進歩。

まぁ、無理に止めてる分、反動が大きいのだけれど。

大抵、人と別れたらガッチャンという、どでかいのがやってくるのだけれど。

でも、達成感って大事よね。

今日も誤魔化せたぞー、って。

何とか、誤魔化せたぞー、って。

いや、本当はバレバレなのかもしれないけれど。

まぁ、そういうことが出来るようにさえなれば、未来は明るい。

いや、どんな時でも、未来は明るいよ。諦めない。諦めてないよ。



今日も朝からえらいしんどかった。

何か、もう頭の中ぐるぐるしてて。

春だね。春だからかな。

沢山の人の環境が一気に変わる季節だからかな。

ちょっと落ち着いたけれどね。




さて、ちょっと、いや、大分吐き出したので、作業しようかな。

昨日判明したこと。

私、四字熟語とか知っているようで全然知らなかったし、出てくる言葉は後ろ向きな熟語ばかりだった。

もっと根本から前向きにならないとね。

ケ・セラセラ、やで。

そう言ってもらえたから。

何年前かな。ありがとね。

沢山の人に感謝を。

今日もてくてく、生きています。