怖かったんだ

なんたんの病気のこといったのに、信じないんだ。

そんなの嘘だって、あるわけないって、

あるんだよ。

実際にそうなんだよ。

でも、わかってくれやしない。

逆に、うそつき呼ばわり。

そして、いきなり態度変えて、何も言わずまた本通りへ。

なんたんたちは置いてけぼり。

怖い記憶だけを残して。

悔しい記憶だけを残して。




そのあと、ふたりの雰囲気は最悪。

こんなはずじゃなかったのに。

あいつのせいで。


なんとか雰囲気を取り戻して、

その後、お話とかしたけれど、

帰っても、なんたんの中からは消えない。

恐怖と悔しさ。

消えない。

忘れようとするのに、忘れられない。

こうして文章にしなくちゃ、落ち着かないんだ。

なんでだよ。

なんで、なんたん、こんななんだよ。

なんでだよ。

なんたんだって、すぐに忘れたいのに。

涙が出たら、泣くなと言われ、

書いたら、書くなと言われ、

どうしたらいいのかわからんけれど、書いている。




だって、これしかないんだもん。

ここはなんたんにとって大切な場所なんだもん。







なんたん強くなりたいよ。

強く、強く。

強く、強く。









もういやなんだ。