良いお話を聞きました。

シルクロードの旅人の話。

喉が乾いた所で水を買うことになりました。
一人は「水を買わなくては行けないのか」と思いました。
もう一人は「水が売れるのか」と思いました。

一つのことでも人によって受け取り方が違うと言うお話。




三人のお坊さんのお話。

大井川が増水していたので着物をからいで渡っていました。
子どもを連れた女の人が橋を渡れずに困っていました。
和尚さんが子どもと女の人を抱いて渡り、荷物を二人のお弟子さんに持たせて渡りました。
しばらく歩いて行くとお弟子さんが、修行中は女性に触れてはいけないのにいつも和尚さんだけ触れている、と愚痴を零しました。
和尚さんは言いました。
お前はまだ女性を抱いているのか。私は下ろした時に置いて来たぞ。

いつまでも昔のことをおぶっていては前に進めません。
年が変わる時に良いことも悪いことも置いて行きましょう。
家族であれ、夫婦であれ、親子であれ、友達であれ、初めて会った時のように新たな気持ちで接しましょう。