ありがとう

こうちゃんに電話した。

「今からでかける」

とか言いながらも、話をしてくれた。



声が聴けた。

嬉しい。



心配してくれた。

励ましてくれた。

いろいろ話してくれた。


嬉しい。




なんたんのこと。

こうちゃんのこと。

お父さんのこと。

お母さんのこと。




久しぶりにたくさんお話した。

こうちゃんの声が聞こえる。

なんたんとお話してくれる。





嬉しい。

勇気づけられる。











なんたんが、「姉さん」じゃなくて「なんたん」になってしまっても、

こうちゃんは、否定しないでくれる。

受け入れてくれる。




なんたんが、なんたんのお家で生活できるように、

お父さんが頑張ってくれる。お母さんが頑張ってくれる。






なんたんは、家族に支えられている。

もちろん、友達も。多くの人も。











なんたんが、なんたんを卒業して、おとなになって、また歩き出すまで、

なんたんは、なんたんを褒めてあげよう。

いっぱいいっぱい褒めてあげよう。





だって、こんなにたくさんの人の愛情に包まれてるから。

優しさに守られてるから。





なんたんは、確かに温室育ちで、

あの手紙で温室を壊されて、心を壊されて、全てが壊されて、

そして、こんなになってしまったけど、

それでも見捨てずに応援し、支えてくれる人がいる。

それが、なんたんをここまで元気にしてくれた。

そして、これからも。





だから、なんたんは、毎日感じるよ。

幸せなんだ、って。




ありがとう。心から。