ひとつの区切り

さて…

今日という日がやって来ました。

一日、いろいろ考えたりしてました。



なんというか、不思議な感じです。

きっと、みんなにとっては、普段と変わらない１日なんだろうけれど、

私にとっては、大きな区切りです。



「今日で最後なんだ。」

と思いました。



「明日から、何か変わるかな。」
とも思いました。



「これから、どうなるのかな。」
とも思いました。









今日という日が訪れるのを、ずっと恐れていました。

今でも、信じられません。

「何で？」

という気持ちが拭えません。

だけれども、ココにあるのは、まぎれもない事実。



そう。

私は、今日、退職します。

明日からは、無職になります。



今でも信じられないけれど、でもこれは現実です。

こんなことになるなんて、全く想像できていませんでした。

受け入れようとしている自分が半分、

受け入れられない自分が半分、

というところでしょうか。



それもいつかは、全て受け入れられるようになる。

と、信じています。

そう、信じさせてください。



私の全てで、この「事実」を「現実」として受け入れられるようになれば、

私はまた、前に進むことが出来るんだと思います。

これは終わりではなく、始まりなのです。

私の新しい人生の始まりなのです。



「今までお世話になりました。ありがとうございました。」



この場を借りて、職場のみなさんにお詫びとお礼の気持ちを伝えたいです。


















さて、お別れもすみました。

終業時間まで、あとわずか。

１７：３０になれば、私はもう、職員ではなくなります。

私は、ただの私になります。

何の肩書きも無い、ただの私になります。

パニック障害と闘いながら、生きている、私になります。

これからが、本当の闘いの始まりなのかもしれません。



果たせなかった約束。

それを、このままでは終わらせたくありません。

私は、ココから歩き出します。

職員ではなくなってしまうけれど、園には伺わせていただきます。

園の方々も、快諾してくださいました。

ありがたいことです。

だから、「さようなら」ではないのです。

また、「こんにちは」から始まります。



物理的な区切りはつけなくてはいけませんが、

精神的な繋がりはこれからも続くと信じています。

だからこそ、私は前に向かって進めるのだと思います。



明日から、すぐに変われるとは思いません。

だけれども、私の中で、何かが変わるんだと思います。

きっと、それは良い方向に変わっていくことでしょう。

私を良い方向に導いてくれることでしょう。

今日という日は、私の人生の中で、大きな区切りとなりました。

だけれども、これで終わるわけじゃないから、いいんじゃないかな、って思います。

だって、私が私でなくなる訳じゃないんですから。






私は私。

これからも、生きていきます。

いつか戻れる、その日を信じて…