「アダルトチルドレン」と「心の隙間」

今日は、受診日です☆
先生とたくさんお話して来ました！

今回の私の一番聞きたかったことは「アダルトチルドレン」についてです。
私は大学で「アダルトチルドレン」という言葉を習いました。
そして、この前、母に私の現象のことを「アダルトチルドレン」と言われたのです。

私は、「パニック障害」で「退行現象」があるのに…「アダルトチルドレン」なの？違うの？どういうことなの？

わからなくなって、パニックになりました。
だから、どうしても聞いておきたかったのです。

これから、今日、先生に教えていただいたことを紹介したいと思います。私の解釈が少なからず入っているかもしれません。嫌な思いをさせてしまった方がいたら、申し訳ないので、先に謝らせておいてください。では、どうぞ。



①私は「アダルトチルドレン」なのですか？

『「アダルトチルドレン」がパニック障害になった要因の一つとは言えますけど、「アダルトチルドレン病」というのはないんですよ。

そもそも「アダルトチルドレン」というのは、「正常な成長過程を未終了のまま大人のように振舞う子ども」のことを意味しているもので、大人に使うのは、少し意味が違うんですよ。

だけど、大人の誰もが「アダルトチルドレン」の要素を少なからず持っていると言えるでしょうね。

核家族化が進んで、母親が忙しくて十分に甘えられなかった時、甘えたい欲求を満たされなかった時、大家族ならば他に甘える人物がいますが、核家族の場合、母親しか居ませんから、母親の機嫌をとるように、顔色を伺ってしまうようになるんです。
最近、そういう子が増えていて、それが原因で「心の病気」にかかってしまう人が増えていますよ。』



②私は今はどういう状態なんですか？

『今は、「心の隙間」を埋めているんですよ。

家作りで言うと、子ども時代が「土台作り」にあたります。
しっかりとした土台が出来てから、柱や屋根などを組み立てて行きますが、結局、満たされない心のまま育ってきたので、砂の土台の上に家を建ててるようなものなんですね。
だから、上の部分が少しでも傾いたら、砂の土台が崩れてしまうんですよ。

そして今は、土台を作り直しながら、我儘や甘えを欲する「フリーチルドレン」の部分をいっぱいだしているんですよ。
３歳から小学校３年生までがごちゃ混ぜになってるんですね。
家作りで言うと、土台の穴埋めをしながら、柱を建てたり、屋根を作ったりしている状態ですが、それでいいんですよ。』



③両親にひどい言葉を言ってしまうんです。

『結局、それは甘えているんですよね。
悪い自分も受け入れてもらえるかを試しているんですよ。
人間誰しも、良いところを悪いところがありますよね。
その全部を受け入れてもらいたいと、甘えているんですよね。
成長過程で最初に築かれる大切な人間関係は「親子関係」ですから、今、そこをうまく作り直そうとしているんですよね。』



その他にもいろいろ質問に答えていただきました。
・一人では、外に出れないこと。
・運動不足で肥満傾向であること。
・心のリハビリを続けていきたいこと。
・人を許せるようになってきたこと。


いろんなことを、先生は根気強く聞いてくださり、優しく答えてくださいました。


今日学んだこと。
それはやっぱり

『「アダルトチルドレン」と

「心の隙間」』だと思います。


結局、「アダルトチルドレン」という背景があって、その時に生じた「心の隙間」を「退行現象」や「フリーチルドレン」という形で埋めていってるのが今の私なんだ、と。


そうしながらも、新しい家（＝自分）を一生懸命創っていってるんだと。


順番がでこぼこで、そのたびに、その違いにしんどい思いをするかもしれないけど、それでいいんだ、と。


いつか、新しい家（＝自分）が

完成する日が来るんだ、と。


それは、私だけではなく、同じように苦しんでる仲間たち、全員に言えるのではないか、と私は思います。


みんな、新しい家（＝自分）を建てるために、今までの家（＝自分、人生）のいろいろな「隙間」を見つけて、少しずつ、少しずつ、埋めていってるんじゃないか、と思いました。


だから、
時間はどれだけかかるかわからないけど、

「心の隙間」を埋めていけば、

その先には必ず新しい家（＝自分）の完成が

待っているんだと思います。


どれだけ時間がかかろうとも…


途中で投げ出すことなく、

最後まで作り続けて生きたい

と思いました。