あの頃は

自分がこんなに長期にわたって療養することになろうとは夢にも思いませんでした。

人生はいつどこでどうなるか分かりませんね。

目標があって、こうなりたい、こうやりたい、と希望に溢れていて。

普通の人と同じように生活出来ると思っていて、

皆と同じように働けると思っていて、

やりたいこと、なりたいものがいっぱいで。



あれから１１年。

今度、同窓会があります。

昨年から話があって、私自身は行く予定でしたが、

今回の受診で主治医からストップがかかりました。

昨年は元の主治医に戻り停滞していた状態が少しは進んだものの、まだ同窓会というものに参加出来る状態までは回復していないようです。

個別に会うのは大分大丈夫になったのですが、

自分自身を自分が良く認識していないから、なんでしょうね。

ゆっくりと落ち着いて考えたら、無理なのは分かるのです。

ただ会いたい。

それだけではダメなのです。

退行とガッチャンを止めることが出来ない。

それが大丈夫な相手ばかりではないその場所で。

長時間かけて移動して行って、大勢と共に過ごすのは、

よくよく考えると、今の自分にはまだまだ無理なのだと、改めて思い知らされました。



月に３回の書道教室。

メンバーは小学生・中学生・大人の８名。

２時間＋αの教室。

それすらも、退行を抑えることが出来ず、ガッチャンを止めることが出来ず、休むことが多い現在の自分。

そんな自分が、今年の特別な同窓会には耐えられるはずがありません。

残念ですが、それが現実です。

ちゃんと向き合わないと。

そして、進まないとね。