スイッチ。

まるでどこかに　スイッチがあるみたい。

２４歳の私と

退行した私。

一日の中で

何度も　何度も

何度も　何度も

切り替わる。

自分では　わからない　そのスイッチを。

誰かが　いたずらに　切り替える。

自分では　わからない　そのうちに。

二人の　私が　入れ替わる。

どこに　あるのだろう。

どうして　あるのだろう。

私の　スイッチ。

自分で　切り替えられたら　楽なのに。

居場所が　分かったら　楽なのに。

わからないから　苦しんでる。

わからないから　戸惑ってる。

自分では　わからない　そのスイッチを

神様が　悪戯に　切り替える。

２４歳の私と　退行した私。

一日の中で　何度も　何度も

何度も　何度も　入れ替わる。

いつになったら

このスイッチが　なくなるのだろう。

いつになったら

二人の私が　ひとつになるのだろう。

いつになったら

私は　ひとりの私に　なるのだろう。

考えても　わからない。

答えの無い　この問題。

見えないスイッチと　共に

私は今日も　生きている。