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2004年に勤務先が原因でパニック障害とうつを発症して、その後退職。現在も治療継続。まだまだ周囲の助けが必要だけれど、少しずつ回復しています。
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プロフィール
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性別:
女性
趣味:
読書、書道、華道
自己紹介:
パニック障害、うつ、退行現象など。
発症から19年目に突入。
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2007年05月10日 (Thu)
7日。



二人揃って、園に行くのはどれくらいぶりかな。

一緒に就職したのが、3年前。
あの日、私はスーツで、○ちゃんはジャージだったね。
緊張したね。
スーツは挨拶の後に着替えてジャージに変わったけど。
やっぱり、緊張したね。



でも、○ちゃんが居てくれて良かった。
○ちゃんで良かった。
こんな素敵な同期で良かった。










朝、実家から我が家へ。
ダンボールを持って、待ち合わせ場所へ。

○ちゃん、今日も可愛い♪




○ちゃんの運転で、園へ。
ふたりともドキドキ。
園が近づくにつれ、緊張が高まる。

いろいろ話すけど、緊張のため、なんだか変な感じ。








園に着いたよ。
発作起きないかな。
大丈夫かな。


まだまだ不安。




○ちゃんと一緒に、入り口へ向う。


大丈夫。
大丈夫。



そう言い聞かせながら。








玄関から入る。
スリッパに履き替える。
手を洗う。






ドキドキしながら、
後ずさりしそうになりながら、
恐る恐る中へ入っていく。






「お………おはようございます。」

















○ちゃんの陰に隠れて、挨拶。

職員さんはビックリしながらも、温かく迎えてくれた。

なんたんは、荷物を取りに来たことを説明。




すると…




























荷物は既に、ダンボールに入れられて、片付けられていた。


























あぁ、来るのが遅かった。。。






もぅ、整理されてたよ。
ごめんなさい。










でも、ちゃんと取っていてくれちゃった。
嬉しかった。
名前も書いていてくれちゃった。
ありがたかった。






そんで、他の荷物も探す。

まだ、残ってるファイルとか。
職員さんのお仕事の邪魔をしながら。
でも、嫌な顔ひとつしないんだ。
優しいな。














気が付いたら、○ちゃんは居なかった。
みんなに挨拶に行っていた。




なんたんは、作業室へ。
まだ、ここに荷物があるんだ。


でも、















目的のものが無かった。








なんたん、落ちる。




退行クン出没。
しゃべりが変になる。
挙動不審。
泣きそう。









おろおろ。
歩き方も変になる。
とりあえず、無かったことを職員さんに告げて、
助けを求めて、○ちゃんの行き先へ。
作業棟へ。





「大丈夫?」

って、職員さんが心配してくれた。
それでも、このままじゃどうなるかわからないから、行ってみた。




緊張は更に高まる。














そこへ、用事で生活棟へ来ていた利用者さんを発見。
一緒に作業棟へ行ってもらう。
車椅子につかまりながら。
一歩一歩進む。








途中も変わってた。
道が変わってた。
様子が変わってた。
もう………あの頃とは違うんだ。










なんとか作業棟に到着。
真っ先に○ちゃんを見つけて駆け寄る。



利用者さんたちの声が聞こえる。
笑顔が見える。



なんたんは、落ちたまんま、○ちゃんのところに行って、手を繋ぐ。
○ちゃんの側に居る。
○ちゃんが利用者さんと話してるのを聞いてる。


○ちゃんが心配して、「大丈夫?」って言ってくれる。
そして、ふたりで作業棟を出て行った。





○ちゃんとてくてく歩く。
生活棟に戻っていく。



なんたんも次第に戻っていく。

なんたんから、退行クンが消えていく。
途中、なんたんの状態を利用者さんが「変なの」って言ったけど、
○ちゃんが、フォローしてくれた。
嬉しかった。


○ちゃん、ありがとう☆





○ちゃんと居たら、なんたんは、なんたんで居られた。
落ち着けた。
発作も起きなかった。






ロビーに戻って、ふたりでソファーに座る。
もう、用事は済んだけど、なんとなしにそこに居る。



頭の中を、働いていた時の思い出が走馬灯のように駆け巡る。
涙が出てきた。





そしてまた、○ちゃんとここに居れることが嬉しかった。
○ちゃんが居てくれて良かった。

発作が起きずに居れることが嬉しかった。
なんたんは、またひとつ前に進めた。
これで卒業できる。
ホントの意味で卒業できる。





○ちゃんが居てくれて良かった。
○ちゃんで良かった。






感激して、涙が出たりもした。

静かなロビーで、仕事の音が聞こえる。
ふたりで、いろいろ話した。
あの頃のことを。







なんとなしに、そこにいる。
それが、嬉しかった。







また、あの頃のように働きたいけれど、
確実にココが変わっているのが伝わってきた。





諸行無常。





その言葉が脳裏を駆け巡る。
















○ちゃんと過ごす時間は、とても穏やかで、
とても優しいものだった。








12時になる前に、荷物を車に運んだ。
重かった。




これで、最後。
これで、全て。
もう、園に残しているものはない。


これが、最後。
そして、卒業。













荷物を置いた後、再び園に戻る。

そろそろ仕事を終えた利用者さんたちが、食堂に来る時間。
もう一度会って、帰りたかった。





○ちゃんと、みんなが来る風景を見る。


それは、あの頃とは変わっていない。

あの頃と同じまま。



ただ、みんなの状態が変わっている。
機能レベルが落ちている。。。




でも、笑顔は変わらない。
優しさも変わらない。





こうして笑顔でまたみんなと会える日が、こんなにも早く来るなんて思わなかった。
もっともっと先のことだと思っていた。


それを、こんな形で迎えられたことに感謝。
○ちゃんに感謝。
みんなに感謝。









なんたんは、良い人たちに巡り会えた。
良い場所に巡り会えた。



きっと一生忘れない。
あの時を。
あの日々を。



そして、この日を。







○ちゃん、みんな、ありがとう。



私は、ようやく卒業します。

今度はひとりで、来れますように。
新たな私で。
成長した姿で。















3年前、○ちゃんと就職した園。













3年後の今、○ちゃんと共に去った園。




○ちゃん、ありがとう。
みんな、ありがとう。





また再び笑顔で再会出来るその日まで。
しばらく、さようなら。








私はまた、ココから歩き出す。
新しい未来へ。

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無題
卒業おめでとう。
文章を見る限り、いい卒業式だったと思うよ。
yupu URL 2007/05/11(Fri)03:17:30 編集
無題
>yupuちゃん
yupuちゃんありがとう☆
そう言ってもらえることが、何よりの励みです(^^
そうだよね、いい卒業式だったね。これからだ。
GO!GO!!
チョコ URL 2007/05/11(Fri)05:56:08 編集
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