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2004年に勤務先が原因でパニック障害とうつを発症して、その後退職。現在も治療継続。まだまだ周囲の助けが必要だけれど、少しずつ回復しています。
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読書、書道、華道
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パニック障害、うつ、退行現象など。
発症から19年目に突入。
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2006年03月11日 (Sat)
…どれほどの時間が経ったのだろ。

職員さんが帰ってくる。

何やら言ってる。

教えてほしい。

だけど、言葉が出ない。

固まっている。

突っ立ったまま。

震えている。

ガクガク、ブルブル…

痺れてきた。

ジンジン、ピリピリ…






ようやく、私の隣に職員さんが来てくれた。

まるで、魔法が解けたみたい。



私の目から、涙が溢れ出た。

ようやく声が出た。

何を言ってるか、わからない。

ただ、泣いている。

心配してくれる職員さん。

ようやくでてきた言葉は、



「動けない」



そう、動けないのだ。

固まってしまってる。

全身が。

人形のように。



辛うじて、言葉だけが発せられるのだ。






職員さんの優しい手が、私に触れる。

「大丈夫よ」

と声をかけてくれる。

気付いた他の職員さんも来てくれた。

一緒に、ずっと摩ってくれる。

私の身体を、優しく摩ってくれる。声をかけてくれる。







私は、涙を流し、その手の優しさを感じていた。



次第に、緊張が解けてきた。

それに従い、呼吸が荒くなってきた。

過呼吸の前段階だ。

やばい。

必死に抑えようとする。

末梢から痺れが広がってくる。

やばい。

これまた、フラッシュバック。






なんてったって、この場所は、

私が毎朝、過呼吸を起こしていた場所。

…危険だ。





優しい、優しい、みんなの手と、声と、心。



ここで、過呼吸になってはいけない。

必死に自分を抑える。

抑える。

抑える。

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