８月６日（土）④

昔の私は、同期と集まった時、

みんなが仕事の話をしていたり、私生活の話をしていると、

自分には出来なかったことで、自分には叶えられなかったもので、

これから先もそこに戻れるかわからなくて、

病気もいつ良くなるかわからなくて、

みんなと居られるのはとても嬉しいのに、

ひとり置いてけぼりをくらった感じで、

輪に入れない感じで、

自分のことを否定して、

みんなと別れた後、すごく悲しくて辛くて、

そんな自分がまた嫌で、嫌いになってしんどくなって、

２７歳前後の一番変化が多い年らへんから、

みんなに会いたいのに会うことが出来なくて、

それでまた自分を責めて、

許せなくて、

どうして病気になったんだろう、ならなかったら私だって・・・

って思って、

頑張って大学まで行かせてくれた親にも申し訳なくて、

医学書を見ることすら出来なくて、目にしたら体調を悪くして、

倉庫の下の方に封印して、

でも、また、少しずつ、みんなに会えるようになって、

それがとても嬉しくて、

みんながそれぞれ新しい人生を歩んでいることを、

心から祝える自分が居て、

自分は自分って思えるようになって、

すごく楽で、

そりゃ沢山の人と一緒にいると疲れてしんどくなるけれど、

やっぱりみんなはみんなで、大好きな仲間で、

私はこうしてみんなに会えたことが幸せだと思うんだ。

みんなみたいに、働けてないし、経験もないし、

まだまだ普通に生活出来ないし、会えてもしんどくなって体調悪くなったりするのに、

温かく迎えてくれて、見守ってくれて、声をかけてくれて、

ありがたいなって、思うんだ。




今回、こうしてみんなと円になって話が出来て、

一緒に笑えて、

みんながリハビリの話をしているのを耳にしても全然しんどくなくて、

逆にみんな頑張っててすごいなって、みんな本当にすごいなって思って、

みんながかっこよくて、みんな大変なのにすっごい頑張ってて、

リハビリの手技をしているのを見ていても、しんどくなくて、

かっこいいなって思って、

ちょっとだけ、自分も学生時代に戻った気がして、

色んなのが、思い出が、頭の中を走って、

そこにあるみんなの笑顔が、声が、幸せをくれて、

私は、ひとつ、大きな壁を越えれたと思えたんだ。




８年という時間を越えて、私は、ようやく、

みんなと昔のように、同じ場所に立つことが出来たんだ。

だから、私は、とても、幸せ者だと思うんだ。

こんな素敵な仲間が居てくれるのだから。