心の足跡 －２００５年２月（第２週）－

２月７日
仕事。
今日、遂にくる時が来た。
朝礼で過呼吸発作。
午前中は、１人だけだったから、何とかなったけど、昼休憩終わって、動けなかった。
Ａさんに話を聞いてもらって、休養をとることを決意した。
Ｂさんみたいにできなかった。
私は、自分の知らない限界に来ているのかもしれないと思った。
ついに、母さんが園に来てくれた。
上司たちと話して、園長、副園長にも聞いてもらい、休養をとることにした。
でも、全部休むのは嫌だし、怖かった。
自分の気持をみなさんに言った。
「守ってくれる」って。
とりあえず、父さんにも母さんが伝えてくれることになり、本当に来る時がきたんだなって思った。

２月８日
仕事。
今日から、午後だけの半日出勤。
朝起きて涙。
Ｃさんからの電話で涙。
園に行って、Ｄさんに会って、作業棟で涙。
Ｅさんに会って、涙。
Ｆさんにすがりついて涙。
でも、その後は、すごく楽。
久しぶりに、楽に笑えた。元気に動けた。
Ｇさんに会って、嬉しくなった。
Ｈさんが心配しててくれた。
Ｃさん、Ｉさんに相談して、明日の朝礼で、午後出勤になることを報告してもらうことになった。
時期だね。
そうやって、いつも背中を押してくれる人に出会えて良かったね。
Ｊさんには反対されたけど…私が自分で決めなくちゃ。

２月９日
仕事。
今日、朝から動けなかった。
布団の中で、携帯してた。
お母さんに電話して、話してもらいながら、ようやく動けた。
午後出勤が無いと、私、動けなくなっちゃう…ってマジで思った。
朝、たくさん泣いたのに、園でも泣きそうになった。
でも、泣かなかったよ。
今日は、みんなへのメッセージとして「無限」という詩を書いたよ。
帰るときに、みんなのところで読んだら、涙でてきちゃった…おしかった。

２月１０日
仕事。
今日は、朝からお母さんを駅まで送って、受診した。
先生は、今のままでいいって。
感情を出せるようになると、治るのも早くなるって。
それから、友達のところに行って、昼ごはんを食べた。友達に会って、心を落ち着かせてから園に行った。
今日は、予算関係の仕事を終わらせた。スッキリした。
ただ、１人の利用者さんに長時間（３０分以上）ついて考えてたら、気持悪くなったけん、１７：３０できりあげた。
そしたら、Ｋさんが「途中でやめればよかったのに。」って教えてくれた。
「あ、そっか！」って思った。
母さん迎えに行ってる時、父さんと病気について電話で話した。なんだかスッキリした。

２月１１日
仕事。
今日は久しぶりの１日出勤。
ドキドキしていった。
母さんが送ってくれた。
朝礼は、気持悪かったけど、なんとか乗り越えた。
あとは、作業棟トイレ関係の資料をつくって、少しずつ仕上げていった。
Ｌさんもいてくれたから、とても助かった。
たまたま作業棟に行ったら、便座が全て入っていた。
寸法を測ったら、要望通りのものが出来てて、バリ興奮！感激！！
後で落ちるの分かってたけど、テンションが上がりまくってしまった。
Ｌさん、助けてくれてありがとう。
帰りの車で、心がすごく痛くて大泣き。Ｍ先輩に電話。
母さん来てくれた。

２月１２日
休み。
いろいろあって、良かった。

２月１３日
仕事。
今日は日直。
だけど、午前中Ｎさんがいてくれたから、とても楽だった。
ずっと、作業棟のトイレ資料作り。
昼休憩は、Ｏさんと上司宅に訪問。幸せだった。
お昼からもいろいろあったけど、１８：４０ごろ、ようやく資料完成！
母さん来てくれて、本当に助かったよ。
疲れたけど、また１つ心が楽になったよ。



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いろいろあったけど、１週間を通して、出勤できたのは、この週が最後です。
作業棟のトイレ…これは、これからの私を支えてくれる、とてもとても重要な出来事でした。
これを仕上げるために、自分の仕事を後回しにしたり、駆けずり回ったり…
いよいよ来週、最終章。
ここでも、このトイレが多いに関わってきます。
それほど、私の心血を注いだ仕事でした。
このころには、母が毎日のように、仕事終わりに我が家まで来てくれて、泊まって身の回りの世話をしてくれるようになっていました。
うつ状態もひどく、朝が本当に起きられなかったのです。
ですが、私の「最後までやり遂げたい」というワガママを汲んでくださった、園の方たちのおかげで、半日出勤という形ですが、仕事を続けることができました。これは、本当に感謝しています。
…さぁ、いよいよです。いよいよ、その時が近づいてきました。