5月かな課題（5/30までに練習したものより）

【読み方】
あめそゝぐ
は（者）な（那）た（多）ち花に（尓）
か（可）ぜす（須）ぎて
やまほとゝぎす（寸）
くも（毛）にな（奈）くなり
[新古今和歌集（しんこきんわかしゅう）　藤原俊成（ふじわらのとしなり）]

【大意】
五月雨の降り注ぐ橘の花に風が吹き過ぎて懐かしく匂う折節、山ホトトギスの雨雲の中で鳴いているのが聞こえることだ。


２枚目が清書に選ばれました。

5月かな部課題（5/8までに練習したものより）

高野切第一種（こうやぎれだいいっしゅ）
伝紀貫之（きのつらゆき）筆

【読み方】
むめのか（可）を
そでに（尓）うつ（徒）して（弖）
とゞめてば
は（者）るはす（春）ぐとも（无）
か（可）たみ（美）ならまし

梅が香を
袖にうつして
とどめてば
春はすぐとも
かたみならまし
[古今和歌集　巻第一　春歌上　四六]

【大意】
あたり一面に漂っている梅の香りを、袖に移していつまでも残せるものならば、たとえ春が過ぎ去っても、その記念になってくれようものを。


これが清書に選ばれました。

5月ペン部課題（5/8までに練習したものより）

高村光太郎（たかむらこうたろう）
「最低にして最高の道」より






２枚目が清書に選ばれました。

４月ペン部課題（4/25までに練習したものより）

【読み方】
桜花（おうか）
草場船山（くさばせんざん）
西土の牡丹徒に自ら誇る（せいどのぼたんいたずらにみずからほこる）
知らず東海に名葩有るを（しらずとうかいにめいはあるを）
徐生当日仙を求めし処（じょせいとうじつせんをもとめしところ）
看て祥雲と做せるは是れ此の花（みてしょううんとなせるはこれこのはな）

【大意】
中国の牡丹は自分こそが花の王者として誇っているが、それは日本に名高い花があることを知らないからだ。徐福が仙薬を求めて来た時、山に祥雲がたなびいていると見たのは、この桜の花であったろう。


＊2018.6.6.追記
この作品が検定に出品されました。
結果、昇段はしませんでした。






今日、先生に選んでいただきました。

４月漢字部課題（4/25までに練習したものより）

【読み方】
天地に正気有り（てんちにせいきあり）

【大意】
天地の間に万物の根源である気が有る。





【読み方】
春江花月の夜（しゅんこうかげつのよ）

【大意】
春の川の上にかかった花を照らす月の夜。



＊2018.6.6.追記
上の二枚（楷書課題、六朝体課題）を検定課題として出品しました。
段位は変わらず。







今日、先生に選んでいただきました。