ひとりに なれない

ひとりになるのが　とてもこわい

ひとりになるのが　とてもこわい

ひとりになれない　こわいから

でかけようとする　かあさんを

いかないでと　ひきとめる

すこしのじかんも　ひとりには

なれないわたしで　ごめんなさい



ひとりになるのが　とてもこわい

ひとりになるのが　とてもこわい

たったすこしの　じかんでも

ひとりになるのが　とてもこわい

だからさけぶの　なきながら

ひとりにしないで　いかないで

こまったかおして　かあさんは

でかけるよていを　とりやめた

わかったからって　とりやめた



ごめんなさいって　いうけれど

じぶんでじぶんが　わからない

びょうきがきょうも　いじめるの

わたしのこころを　いじめるの

じぶんでじぶんが　わからない

どうしてこんなに　なるんだろう




そしてふたたび　かたまりはじめる

わたしのかおと　わたしのこころ

ほかのものなど　うけいれられない

わたしのせかいに　はいってゆくの

ひとりにしないでと　いいながら

ひとりのせかいに　はいってゆくの



どうしてこんなに　いじわるな

びょうきなんかに　なったのか

わかっちゃいるけど　こんなとき

どうしていいのか　わからない

ただただこころが　もがいてる

くるしんでるのを　なきながら

おもてにだすしか　できないの





ほんとにほんとに　ごめんなさい