変化

急にピィが居なくなった我が家

朝の流れが変わりました

家に居るのにテレビをつけることもせずに

ピィのことを話していました

気が付いたら朝ドラが終わっていました

母は今日も出勤していきました

父にとっては本当に久々の丸一日の休みです




いつもなら母が出勤した後にピィのご飯を変えます

ピィが出てきてテレビに文句を言います

テレビがついているとその上を左に右に歩きながら逆さになって突いてピィピィ言っています

籠から出て直ぐは嬉しそうに部屋中を飛び回ります

ご飯が新しくなるとご飯を食べに来ます

テレビを消すと静かになります

肩に乗ったり背中を追いかけて来たりスマホをいじっていたら一緒にいじったり

私の姿が見えなくなるだけでピィピィ鳴きます

姿が見えると安心して飛んできて静かに肩に乗っています

落ち着くとハンガーやロープ、鈴のオブジェなどで遊んでいます

私がしんどくて動けない時もピィに声をかけるだけで心が安らぎます

珈琲を飲むと飲みたそうにコップを覗き込みます

スプーンを入れたままにしておくとスプーンんと戦います

パソコンを開くとキーボードの上で遊びます




いつもピィと一緒でした

いつもピィに支えられていました

でも

もう

ピィはいません

変わらなくては

慣れなくては

と思うけれど

一朝一夕には出来ません

今日は幸いにも

父が居てくれるので一人ではありません

出かけて友人と楽しい時間を過ごせば悲しみも少しは和らぐと思います

でも

ピィがいない家に一人で居られるか　というと

不安でたまりません

怖いです




どれだけピィの存在に支えられていたか　癒されていたか

改めて感じます

もっともっと　一緒に居たかった

もっともっと　一緒に遊びたかった

昨夜　ピィの写真を探しました

ほとんどありませんでした

ショックでした

私は何をしていたのだろう　と

でも思い返せば

ピィはカメラを向けると寄って来てレンズを突いたり覗きこんだりするのです

いつからかデジカメなどで撮影するのは困難になりました

スマホですから気付かれたら近寄ってくるので中々撮れません

それもまた可愛くて仕方が無かったのですが

もっと撮っておけば良かった　残しておけば良かったと思いました

まさかこんなに早く逝ってしまうなんて　予想だにしませんでした

本当に急なことで

今日もまだ　家族全員　中々立ち直れずにいます

ぽっかりと穴があいたようです





これからはピィの居ない生活に慣れて行かなくてはいけません

変化の時です

本当に　本当に

変わらなくちゃいけないんです




でも今はまだ

泣いていいですか