手紙をくれたあなたへ

もしかしたら、読んでくれてるかな。

今は何をしていますか。
今はどんな気持ちですか。
あなたのおかげで、私はこんなになりました。
あなたのおかげで、私は今も苦しんでいます。
あなたのおかげで、私は何度も死のうとしました。
今も自分が嫌でたまりません。
毎日、毎日苦しんでいます。

あなたは、今何を思っていますか。
あなたにとって、あれはもう過去なんですか。
私にとっては、今でもずっと続いてるんです。

私が何をしたんですか。
○○さんのこと好きだったのなら、彼にそう言えばいいじゃないですか。
何で私なんですか。
私がそんなに気に入らなかったんですか。
そうなら直接言ってください。
無記名の手紙なんて卑怯です。

あなたにとっては過去でも、私にとっては現在なんです。
今日もそのことで、死のうと思いました。
手紙のことにまだこだわってることについて、言われたからです。
そんなこと言われても、私はあなたが何を思って書いたのか知りたい。
今はどう思っているのか知りたい。
別に私は○○さんと普通に接していただけです。
あれが私の普通なんです。
あなたからしたら、脅威だったのでしょうね。
あんな手紙をよこしたのだから。

私は、おかげでこうなりました。
あなたが警告してくれたおかげで、人間不信になりました。
職場が怖くなりました。
私の中で、あなたはあの場所に居たから。
私の中で、あなたはずっと私の敵です。
犯人です。
許せません。永遠に。

最初は、申し訳なさでいっぱいでした。
あなたをここまで追い詰めた自分を責め続けました。
あなたにも、同じ気持ちを味わって欲しい。
私がここまでなったこと。
今でもまだあなたの手紙に苦しめられていること。
知ってほしい。
できることなら、謝って欲しい。

ま、できないでしょうけど。

そして、私のこの行動をその他大勢の人は「変」という。
でもね、私はこうするしかなかったんですよ。
追い詰められて、追い詰められて、行くところまで逝ってきたんです。
あなたのおかげでね。

どうしてこんな私に、あんな手紙をよこしたのですか。
何を思って、よこしたのですか。

何とかしてよ！
私を何とかしてよ！

あんたなんか許さないから！

謝ったって、許さないからね！



何だか職場に行きにくくなったよ。
別に後悔はしてないけど。
自分の心がわからなくなったよ。
オレ、戻れるのか？
オレ、良くなるのか？



何とか言えや、てめぇ。

この先オレは何を信じて生きてけばいいんだよ！！
おまえ、何とかしろ！！

とっとと出てこいや！
オレの目の前で、オレに向かって言えばいいじゃねーかよ！！

影でコソコソ言いやがって！！

ケリをつけよーじゃねーか！！

さっさと姿を現しやがれ！！


この卑怯者！！