忘れられてなくて良かったね

木曜日の午後のこと。

その日は、友達と会う約束をしていました。

とても久しぶりです。



友達というのは、園での私の唯一の同期の子。

いろんなことを一緒に乗り越えてきた、

苦しいときは傍にいてくれた、

嬉しいときは共に喜んだ、

そんな子です。



私は彼女のような考え方になりたかった。



再会し、話していると、そんなことを思い出します。

もちろん、今でも…



彼女のような考え方のできる人間になる。



それは、私の目標です。

自分を守るために。

二度と、こんな苦しみを味あわ無いために。

いつの日か、社会復帰する日のために。



彼女と話したのは、近況報告とかいろいろ。

私は、園に行けるようになったこと（書道クラブ）や、

利用者さんと話したこと、

不安に思っていることなど。

彼女は、彼女の将来のこととか、

今までのこととか。



そんな中、彼女が言ってくれた一言が、

私の心にあることを気付かせてくれました。



それは、私がずっとこだわっていたこと。

ずっと、ずっと気にかけていたこと。

今となっては、その素晴らしさに気付かない時があること。




…そう。

こんな一言。






『忘れられてなくて良かったね』






そうだっ！そうなんだっ！！

私はずっと、怖かった。

いつかみんなに忘れられるんじゃないかって。

それが怖くて怖くて、いつもいつも泣いていた。

それがどうだ？

今では、２週間に１回の書道クラブに参加させてもらえるようになって、

そこで利用者さんと普通にお話できて、

そして言ってもらえる。

「早く戻ってきてよ」

って。



これって、私が忘れられてないってことじゃない？

私がまだ、園に居たり、園に来てもいいってことじゃない？

まだ、まだ、希望はあるってことじゃない？

とっても、とっても大事なこと。

とっても、とっても嬉しいこと。

とっても、とっても幸せなこと。

そうじゃないかな？



そして、私がそのことに対して不安を覚えていたことを、

彼女は覚えてくれていた。

それがとても嬉しかった。



彼女に会えて、

自分に気付けて、

とってもとっても嬉しかった。



もう、二度と同じ場所で働くことはないだろうけれど、

それでも、彼女が私の唯一の同期であることに変わりは無い。

きっと、それはこれからも、ずっとずっと、私の大切な宝物になるだろう。

ありがとう、○ちゃん。

あなたに出会えて良かった。

あなたが同期で良かった。

私、頑張るよ。

いつの日か、夢が現実になるその日まで。

諦めない。





＊ココロちゃん＊

　　会えて嬉しかったよ♪ありがとう！

（小さな部屋より）