区切り

私の毎朝の日課。

それは、カレンダーに印をつけること。

無事に終わった昨日に「×」をつけ、

新しく始まる今日に「○」をつける。

それが、長期休暇になってからの私の日課。



新しく今日を迎えられたことに感謝をすると同時に、

区切りの時が近づいてくるのを感じる瞬間だ。



今日は１１月６日。

いつもと同じようにカレンダーに印をつけ、改めて思った。




あと１０日。




私が、職員として園に在籍していられる日数だ。





涙が出てきた。



考えまいとしても、頭の中に浮かんでくる、園での日々。



大好きな人たち。



私の夢。



頭の中ではわかっていても、


いくら心に言い聞かせても、


まだまだ私は未熟だから…


まだまだ私は割り切れないから…



とても辛い。悲しい。　　　　　　




…そして無力だ。






最初に診断を下された時、「早ければ２ヶ月で治る」と言われた。


去年の９月のことだ。


だけど私は無理をした。


自分で自分を追い込んで、追い込んで、追い込んで…


もうダメだ、と何度思ったことだろう。


自分の力量の２００％で稼動していた。


どう考えても、無理だろう。


だけど、やるしかなかった。


わかっていても、やるしかなかった。


私はそうすることで、自分を追い詰めることで、自分の存在意義を確かめていたのかもしれない。


もしかしたら、今の状況を心のどこかで予期してたのかもしれない。


そうなる前に、何かを残しておきたかった。


私の想いを形にして残しておきたかった…




２月。


遂にどうにもならない状況に陥り、長期休暇に突入した。


最初は３ヶ月で戻れるはずだった。














それが気がつけば、９ヶ月という月日が流れようとしている。


こんなに長く、私を待ってくださった皆様に感謝しています。


そして今、様々なところで私を支えてくださっている皆様に感謝をし、


皆様に出会えたことに感謝しています。


私が今、こうして生きていられるのも、多くの皆様のおかげです。


区切りまでの、残りの９日間。


感謝を胸に大切に過ごしたいと思います。