ふたつの家

私には「ふたつの家」がある。



１０歳～２３歳までの１３年間、生活してきた実家。

２３歳～現在、生活している我が家。



どっちも、私の家である。

だから、どっちに居ても「私の居場所はある」と思われている。

だけど、それは客観的に見た考えであって、

私の主観では、ふたつは全く違う空間なのだ。



確かに実家には、私の部屋はあるが、そこは

私の部屋であって、

私の部屋でない。

最早、別空間なのだ。



だから、実家に居ても

落ち着かない。

安心できない。

眠れない。

調子は悪くなる。。。




一方、我が家に居ると、

落ち着く。

安心できる。

眠れる。

調子は良くなる。。。








この違いは何なのだろうか？

ずっと疑問に思っていた。



何故、実家がダメなのか。

何故、我が家だと落ち着くのか。

どちらも、私の家なのに…









ずっと、ずっとわからなかった。

周りがいくら言っても、

私の居場所は、我が家だけなのだ。

退職してからも、居座り続ける

一人暮らしをしていた我が家なのだ。

ここで生活するには、家族に助けてもらわなくてはならない。

一人では、生活できないからだ。

家事ができないので、母にしてもらっている。

そのため、父が実家で一人暮らしをしている生活が続いている。



父は、実家で一人暮らし。

母と私は、我が家で二人暮し。

そんな生活が続いている。






ここで、自分の心に聞いてみた。

ふたつの家の違いを探してみた。

そして、ある考えが浮かんだ。

それは…

















所有者の違い。









そう、

生活空間を形作っている、所有者の違いなのだ、

と思った。





これによると、実家は、

家族全員の生活空間であって、

家族全員で作り上げてきた場所である。

つまり、実家は



「家族の家」


ということになる。






一方、我が家は、

私一人の生活空間であって、

私一人で作り上げてきた場所である。

つまり、我が家は



「私一人の家」


ということになる。



そして何より、我が家は



私と共にこの病気と

闘ってきた場所



でもあるのだ。




だから、私は

ココがいいのだ。


この場所がいいのだ。


ここで暮らしていたい。


ここで、この病気と

最後まで闘い続けたい。





そして良くなり、


いつの日か


社会復帰をしたい。









ここでの生活を続けるには、

身体面・精神面・経済面…

問題がいくつもある。

それが不安要素でもある。

だけれど、私はここにいたいのだ。

ここで生活し続けたいのだ。



感謝している。

ここで生活することを、応援しくれる家族に。

仲間に。

多くの人々に。



そして知ってほしい。

私がココにこだわる理由を。心の在り様を。。。






いつか良くなるその日を信じて。





たくさんの応援、コメント、本当にありがとうございます♪
大切に心に留めさせていただいています。私のパワーの源です☆
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