心の足跡 －２００５年４月１８日－

朝から調子が悪い。
日記の字も今までにないくらい弱々しい。
でも、そんな自分にムチ打って、自転車こいで出かけたよ。
ふれあいセンターに行って、日記かいて辞書読んだ。
ここは他人の力が多すぎて疲れる。
帰りに駐輪場契約して帰った。
自転車の運転は神経使う。
とても疲れたよ。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

【ノートＮｏ．７】

今日の夢は園の夢。
職員、利用者さんでてきた。
私はトイレそうじに、ゴミ収集という
一般の仕事　プラス　時間割作成
個人配布資料作成、資料作成
という自分の仕事も抱えていた。
外は雨。
時刻は午後。
どう頑張っても
今日中には終わらない。
ゴミ収集、人が手伝ってくれたけど、
１／５を済ますのに　１ｈもかかった。
終わりそうにない。
私、夢でも仕事を抱えているんだね。
先生、２ヶ月すぎたよ。
あと１ヶ月で戻れるなんて無理だよ。
戻れそうにないよ。
戻りたくないよ。
戻りたいのに
怖いよ。
人が怖いよ。
人の目が怖いよ。
自分が怖いよ。
自分の心が怖いよ。
自分で自分がわからない。
どうしてこんなになるのか。
どうしてこんなにしんどいのか。
どうしてこんな気持ちになるのか。
辛いよ。
しんどいよ。
わかんないよ。
誰か助けて。
誰か助けて。
私を助けて。
私の心を助けて。
戻りたい。
もとの私に。
戻りたい。
でもこわい。
人の目にさらされるのが。
人と接触することが。
今の自分は正常ではない。
今の自分じゃできない。
自分のことで精一杯なんだから。
でも、一日が、また、長く果てしない一日が
私を襲ってくる。
あてもない一日が
また始まった。
誰かは言う。
生きてるだけで幸せだって。
生きてるって何？
私はただ、あてもなく
一日という時間をさまよってるだけ。
時が過ぎるのを
ただ、あてもなく
呼吸して　待ってるだけ。
ただ　ひたすらに
自分と向き合い、
自分のことを考え
過ごしているだけ。
むなしい。
辛い。
しんどい。
嫌だ。
怖い。
疲れた。
しんどい。
しんどい。
しんどい。
しんどい。
しんどいよ。

（ここから文字がどんどん弱々しくなっていき、小さく、薄くなっていく。）
一人で家に居る。
私しか家に居ない。
聞こえる音は別世界の
住人たちのはなつもの。
外はくもり。
私の中は雷うずまく大嵐。
ほら、また字が小さくなっちゃった。
同僚とメールした。
同僚からメールが来たから。
「お話しよ。」って言ったら
長い沈黙のあと
「会うの？」ってきいてきた。
あぁ、やっぱり私は怖がられてるんだ。
実感した。
「ううん。メールでのことだよ。」と言ったら、
返事がかえってきた。
あぁ、私ってなんだろう。
私って何だろう。
こうして気にかけてくれる人がいる
それだけでも　幸せと　感じなければならないと
わかってはいるが、
さびしい。
ただ　ひたすらに
さびしい。
私と　みんなの　時間は
流れる速さにちがいがありすぎて
私は　ただただ
孤独を噛み締める。
ねぇ、先生。
どうして　こんなに　手に力が入らないの？
頑張って　手に　力を入れようとするのに
どうして入らないの？
どうして　こんな字しか　書けないの？
ねぇ、先生。
あと一月で復帰なんて無理だよ。
しんどいよ。
こわいよ。
自信ないよ。
もっと休めるって、そう言って。
まだ時間はあるよって、そう言って。
こわいよ。
こわいよ。
一日はとてつもなく長いのに
心の中のカウントダウンは　すすんでいくの。
心が　また焦りだしたよ。
こわいよ。
助けて。
こわいよ。
くるしいよ。
私　おかしくなりそうだよ
おかしくなってしまったよ
一つの　じをかくのに
すごくじかんが
かかるのに
きれいなじが
かけないよ
つかれた

先生、生きるって苦しいね。
生きるって辛いね。
共存するって難しいね。
それでも私、前に進まなくちゃ
いけにのかな。
もう一度、社会の荒波に
たよりない舟にのって
漕ぎ出さなきゃいけないのかな。
先生、私　自信ないよ。
勇気ないよ。
気持ちが　いくつもいくつもあって
私の心を　いったり　きたりさせるの。
情熱だけは　手に溢れるほどあるのに、
そこは負けない自信があるのに、
他の要素がとても怖いの。
またすぐ転覆しちゃうんじゃないかって、
その不安がいつまでたっても
私の心を燻ぶってるの。
弱虫だね。
今の状態がトラウマになってる、
あの頃のしんどさ、辛さが
強烈に心の奥底に焼きついてる。
こいつはなかなか頑固だよ。
なかなか　はがれてくれないんだ。
先生、私、今日頑張ったよ。
自転車こいで、ふれあいプラザまで
来たよ。
とても疲れた。
いろんな人の声がする。
いろんな騒音がきこえる。
私、自分の心のリハビリだと
思ってる。
先生、私　間違ってるかな。
確かに自分に無理させてる。
自分で自分にムチ打ってる。
でも、時にはこうしなくちゃ。
私、変になっちゃうよ。
きっと夜は疲れ果てるだろう。
明日には反動がくるだろう。
今でさえ、足に震えがきてる。
日記をかきながら、なんとか
心をつないでる。
先生、私　前に進んでるのかな。
止まった方がいいのかな。
またわからなくなっちゃった。
一人はさみしいよ。
一人はさみしいよ。